Professional Design Camp 007

想定外に対処する社会デザイン〜その時、わが社は何をする?〜

終了しました

プロフェッショナル・デザインキャンプ


プロフェッショナルデザインキャンプは、参加者同士の共創を通じて、未来に求められる新たな価値を生み出し、そのプロセスを学び合う場です。

今回はオンライン・ワークショップの形式で、様々な企業から集う参加者でチームを組み、共通のテーマのもとで、2日間で新たな価値の創出を試みていただきます。

また、未来に対する適応力を高める方法だけでなく、異業種の企業間でのコラボレーションのファーストステップとしていただくことを目指します。




テーマの概要


2010年代半ばごろから、VUCAの時代と称されるようになりました。不確実な時代に適応する方法が問われてきた、そのさなかに起こった2019年末からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行では、世界中で入国規制やロックダウンが行われ、オリンピックも延期されるなど過去に経験したことのない大規模な社会的な影響が発生しました。各国で緊急事態宣言が解除された後も、アフターコロナ、ウィズコロナと呼ばれる状況にあり、COVID-19流行以前の社会的・経済的な状況には戻りそうもありません。


COVID-19の流行が引き起こした様々な課題と社会・経済の変化が記憶に新しいいま、今回のプロフェッショナルデザインキャンプでは、「未来デザイン」の手法を駆使して想定外の問題を取り出し、その問題への対処のアイデアを創出します。専門家からのインプットでは、想定外の問題への対処の考え方として「災害リスクの軽減と分散」と、想定外の問題を逆にチャンスととらえる方法として「不便益」の考え方を取り上げます。


様々な企業からの参加者の知見を結集して、次の危機をビジネスチャンスとして活かすアイデアづくりを実践しましょう。


講師


(敬称略)

横松 宗太横松 宗太

京都大学防災研究所 巨大災害研究センター
災害リスクマネジメント研究領域 准教授


「災害リスクの軽減と分散、社会ネットワークを通じたシェアリング」


神奈川県出身。京都大学工学部卒業(1997年)、京都大学博士(工学)取得(2003年)。2001年3月より鳥取大学工学部社会開発システム工学科助手。2005年9月より現職(2007年までは助教授)。現在、早稲田大学、東京大学、国際応用システム分析研究所(オーストリア)の客員研究員。専門は防災経済学。著書に『公共事業評価のための経済学』(2013年、共著、コロナ社)、“Disaster Risk Reduction and Resilience”(2020年、共編著、Springer社)他。

川上 浩司川上 浩司

京都大学大学院情報学研究科 特定教授、
京都先端科学大学 工学部 教授


「不便益システムのデザイン」


1987年京都大学工学部卒業、1989年同大学院工学研究科修士課程修了。同年岡山大学工学部助手、 1998年京都大学情報学研究科助教授、2014年同大学デザイン学ユニット(後に情報学研究科)特定教授、京都先端科学大学教授を併任。 博士(工学)。著書に『不便から生まれるデザイン』(2011)『不便益という発想』(2017)『不便益』(2017)『不便益のススメ』(2019)など。計測自動制御学会(1991、2003、2013)ヒューマンインタフェース学会(2010、2018)自動車技術会(2014)で論文賞受賞。



ファシリテーター


(敬称略)

荒川 崇志 荒川 崇志
NPO法人  場とつながりラボhome's vi

山本 彩代 山本 彩代
NPO法人  場とつながりラボhome's vi

プログラム


DAY 1

2020年10月22日(木)

9:30〜18:00
オープニング
トレンドの探求
想定外を探る
アプローチを知る

DAY 2

2020年10月23日(金)

10:00〜18:00

未来を描く
クロージング

 

主な流れとキーワード

 

プログラムから得られるメリット

・ デザインイノベーションの方法論を学ぶ
・ 異業種とのコラボレーション力の獲得と人的ネットワーク構築
・ 各種デザイン手法の習得
・ 新たなビジネスアイデア獲得

 

※内容は状況により変更する場合がございますのでご了承ください。


開催要項


プロフェッショナル・デザインキャンプ
想定外に対処する社会デザイン〜その時、わが社は何をする?〜


日程:
2020年10月22日(木)~23日(金)

会場:
オンライン(Zoom)での開催
・開催日までに参加者へ接続URL等をご案内します。
・受講予定の環境で、Zoomが使用可能なことをご確認のうえ、お申込みください。
 (Zoomの接続テストサイト:https://zoom.us/test

想定する参加者:
一定の業務経験を有する若手(入社5~15年)以上の方で、以下の何れかに該当する方
・イノベーションに意欲がある
・異業種とのコラボレーションに関心がある
※各社2名以上でのご参加をおすすめいたします。

定員:
30名程度

参加費:
正会員A・E 70,000円
正会員B 100,000円
非会員 150,000円
・お支払い方法は請求書払いとなります。お申し込み後に請求書をお送りします。

申込〆切:
2020年9月30日(水) ※ 申込〆切を延長しました
2020年10月7日(水)

キャンセル規定:
・お申込み後のキャンセルはご遠慮願います。
・参加者のご都合によりお申込み後にキャンセルされる場合は、以下のキャンセル料を申し受けます。
 開催日の7日前から前々日:参加費の30%
 開催日の前日から当日  :参加費の100%

パンフレット:
想定外に対処する社会デザイン〜その時、わが社は何をする?〜パンフレット

主催:
京都大学デザインイノベーションコンソーシアム

後援:
京都大学デザイン学リーディング大学院

問合せ:
京都大学デザインイノベーションコンソーシアム事務局
公益財団法人京都高度技術研究所 内 澤本
tel: 075-323-7073 mail: info_at_designinnovation.jp(注:_at_を@に変更してください)




過去に実施されたプログラム


Professional Design Camp 001 「2025年 徒歩5分圏の空間の暮らし方を考える
開催日:2014年11月18日〜20日
こちらからレポートをご覧いただけます。

Professional Design Camp 002 「作る人のHappy,食べる人のHappy〜農と食の未来〜
開催日:2016年1月22日〜24日
こちらからレポートをご覧いただけます。


Professional Design Camp 003 「都市とAI~ビジネスイノベーションで圧倒的にレジリエントな都市を実現する~
開催日:2017年3月13日〜15日

Professional Design Camp 004 「京大デザインスクール式デザイン思考の実践~「ロボット共生社会を予想する」をテーマとして~
開催日:2018年1月23日〜25日
こちらからレポートをご覧いただけます。

Professional Design Camp 005 「デザインイノベーションの方法論を学ぶ 変貌する日本の10年後をデザインする~インバウンドの急増と自然災害の常態化に適応するために~
開催日:2018年12月3日〜5日
こちらからレポートをご覧いただけます。

Professional Design Camp 006
シナリオプランニングで未来を描く 労働人口の未来を予測する-AIは人手不足を救って余らす!?-
開催日:2019年12月9日〜10日
こちらからレポートをご覧いただけます。




参加者の声

・シナリオプランニングの手法を学ぶことができた
・座学だけでなく、ディスカッションをベースに学ぶことができた点が良かったです
・社会課題を多様なメンバーで検討することで立体的な視点を持てた


プロフェッショナル・デザインキャンプ実行委員会


委員長 中務 陽介 DMG森精機株式会社 R&Dカンパニー 執行役員 人事担当
委員 川上 浩司 京都大学大学院情報学研究科 特定教授
委員 鹿井 正博 三菱電機株式会社 先端技術総合研究所システム技術部門 主管技師長

参加に関するご留意事項


お申し込みの前にご確認ください。


プロフェッショナル・デザインキャンプ(以下「キャンプ」という。)で生じたアイデアについては、共創の場としての性格上、既に産業財産権が出願されているものを除き、公知のものとし、その活用は自由とします。キャンプで新規に生じた著作権については、著作者に帰属しますが、京都大学デザインイノベーションコンソーシアム(以下「コンソーシアム」という。)が作成する資料への使用並びに参加者及び参加者所属組織への再使用を許諾するものとします。


キャンプ実施のために必要となる既存の知財・研究成果・データは、参加者に予めその帰属を明示するものとします。ただし、当該知財・研究成果・データに関するNDA を参加者に求めることはしないものとします。


キャンプの結果は、主催・後援団体の発表会・Web・ニューズレター・各種展示を通じて公開します。


キャンプには、2日間通してのご参加をお願いいたします。


キャンプの様子は、写真・ビデオ撮影を行わせていただきます。また、撮影した写真・動画は、コンソーシアム及び京都大学デザインスクールの広報手段、講演資料、マスメディア提供資料、書籍などに用いる場合があります。個人が特定されないよう加工することをご希望の方は、キャンプ期間中に実行委員会に連絡をお願い致します。各グループの成果の概要は、Webやパンフレット等の各種広報物にて公開させていただきます。


もどる