デザインセミナー Series Ⅵ 「アートシンキング」
~文化を創造するためのアートの思考と実践~
2020.11.20(金)~12.18(金)
終了しました
デザインセミナーは、デザイン対象領域の理論を説く講義とデザイン理論を実践するワークショップを組み合わせたセミナーです。今回は「アートシンキング」をテーマに、4週に渡ってオンラインセミナー形式で実施します。京都大学デザインスクールで独自に作り上げてきた、文化の視座からのデザインを体験し学びます。
今回のデザインセミナーでは、アートの考え方を学びながら、各自の問題意識をもとに新しい社会のあり方をアートとして表現します。
社会において大きな価値を生み出すためには、問題を解決するだけでも、美しいものを作るだけでもなく、新しい文化をデザインしなければなりません。そのためのヒントとなるのがアート実践です。
デザイン思考は問題解決をゴールとし、アイデアの偶発的な発想に依存するため、社会の中で必然性あるイノベーションにつながらない限界を抱えています。現代社会への批判的問題提起と新しい歴史の可能性を思考し表現するアート実践を身につけ、時代の核心を捉えた文化の創造を目指します。
今回のオンラインセミナーは、オンデマンドビデオ講義と週1回のリアルタイムセッションを組合せて4週間に渡って実施します。
アート、文化、エステティックなどに関する学術的な講義の他、手順を追って実際に自分の作品を作ります。また、ゲストスピーカーなどを予定しています。
オンデマンドビデオ講義 ※セッションまでに、各自のペースで受講してください。 |
リアルタイムセッション ※やむを得ずご欠席の場合は、後日録画をご覧いただけます。 |
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キックオフ |
キックオフセッション 11月20日(金)14:30~17:00 オンライン(Zoom)で集まり、セミナーの概要を説明し、アートの対話的鑑賞(visual thinking strategy)を実践する。 |
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Week.1 |
アートシンキング、文化のデザインの概要を学ぶ。 各自のペースでビデオ講義を受講する。 (1コマ 10分程度×4~5コマ) 課題:オンデマンド講義を受けて、各自が課題をする。 自らが同一化する文化をデザインするための素材を収集する。 |
セッション1 11月27日(金)14:30~17:00 全員がオンライン(Zoom)で集まり、講義の内容を確認し、補足する。 各自の課題を発表し、議論する。 |
Week.2 |
アートに関する基本的な考え方を学び、文化をデザインするためのアートシンキングのアプローチを理解する。 (1コマ 10分程度×4~5コマ) 課題: 簡単なアート作品を作る。 |
セッション2 12月4日(金)14:30~17:00 全員がオンライン(Zoom)で集まり、講義の内容を確認し、補足する。 各自の課題を発表し、議論する。 |
Week.3 |
アートに関するトピックについて学習を深めつつ、作品を言語化しコンセプトを練り上げる方法を学ぶ。 (1コマ 10分程度×4~5コマ) 課題: アート作品のコンセプトを深め、作品を改良する。 |
セッション3 12月11日(金)14:30~17:00
全員がオンライン(Zoom)で集まり、講義の内容を確認し、補足する。 各自の課題を発表し、議論する。 |
Week.4 |
社会の変化とアート作品の関係、アートの政治性や批判について学び、自らの作品の意味を考え、作品をブラッシュアップする。 (1コマ 10分程度×4~5コマ) |
セッション4 12月18日(金)14:30~17:00 各自が作った作品の発表会を実施する。 |
※ゲストスピーカーによる講演の様子は、一部一般にも公開する予定です。
※ライブ配信にご参加できない場合は、後日、オンデマンドで配信をご覧いただけます。
11月20日(金) 19:00~20:30 対談/ライブ配信 |
講師:森村 泰昌 氏 美術家
1951年大阪市生まれ。京都市立芸術大学卒業、同大学美術学部専攻科終了。1985年よりセルフポートレイト手法による写真作品を作り続ける一方、映像作品やパフォーマンスも制作、国内外で発表する。近著に「自画像のゆくえ」(光文社新書)など。 |
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11月27日(金) 19:00~20:00 講演/ライブ配信 |
講師:秋元 雄史 氏 東京藝術大学大学美術館館長・教授、練馬区美術館館長 1955年東京生まれ。東京藝術大学大学美術館長・教授、練馬区立美術館長。東京藝術大学卒業後、現代アート、現代工芸のキュレーターとして活動。また、直島・地中美術館、金沢21世紀美術館、東京藝術大学大学美術館で館長を歴任。著書に『アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法』等 |
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12月4日(金) 講演/録画配信予定 |
講師:久能 祐子 氏 京都大学理事(非常勤)、S&R財団理事長(米国)、Halcyon Incubator共同創設者兼理事(米国)、株式会社フェニクシー共同創業者兼取締役 京都大学大学院工学研究科博士課程修了。日米両国で起業し、1994年から2006年にかけ2種類の医薬品を開発・販売。ワシントンDC にS&R財団を設立。2014年に社会起業家を育成するHalcyon Incubatorを、2018年、ソーシャル・インキュベーションプログラムを運営する㈱フェニクシーを共同創業。 |
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12月15日(火) 講演/録画配信予定 |
講師:大林 剛郎 氏 株式会社大林組 代表取締役会長、新・国際芸術祭(仮称)組織委員会長 1954年東京生まれ。慶應義塾大学を卒業後スタンフォード大学大学院で修士号を取得。経済界での活動以外に美術関係としては森美術館理事、原美術館評議員、他。海外ではテート美術館及びニューヨーク近代美術館でそれぞれインターナショナル・カウンシル・メンバーを務める。 |
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12月18日(金) 15:30~17:00 講演/ライブ配信 |
講師:若林 宏保 氏 株式会社電通 クリエーティブ・ディレクター、美術回路 代表 アートを取り入れたビジネス支援プロジェクト「美術回路」を推進し、アート思考プログラム「ヴィジョン・スケッチ」を実践中。 主な著書に『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)がある。2021年にアート思考に関する教育教材を出版予定。 |
山内 裕
京都大学経営管理大学院 准教授
京都大学経営管理大学院准教授。京都大学工学部情報工学卒業、同情報学修士、UCLA
Anderson SchoolにてPh.D. in Management。Xerox Palo Alto Research Center
(PARC)研究員を経て、京都大学経営管理大学院。 https://yamauchi.net
鈴木 大輔
株式会社アートローグ代表取締役CEO / アートイノベーター / アートディレクター
株式会社アートローグ
代表取締役CEO。大阪市立大学のグローバルCOEを経て起業。グッドデザイン賞受賞、第58回関西財界セミナー招聘。文化経済学会、デジタルアーカイブ学会所属。アートを活かしより良い社会を目指す社会起業家、アートイノベーター。
手嶋 州平
株式会社アートローグ / Artful Mind Project代表 / GAiGO鹿児島外語学院講師
Berklee Collegeにて音楽、Isabella Gardner
Museumにて美術館教育を受け、ボストンでリーダーシップ教育のコーディネーターを務める。帰国後はアートを通した人材育成に取り組む教育イノベーター。
弦間 一雄
大阪経済大学 人間科学部 人間科学科 教授
京都大学経済学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科修了。博報堂にてコピーライターとクリエイティブディレクター。専門はコミュニケーション・デザインの研究と実践。日本流行語大賞金賞、日経広告賞、ACC賞などを受賞。
2013年より現職
末神 翔
ヤマハ発動機株式会社 クリエイティブ本部
(独)日本学術振興会・海外特別研究員(オスロ大学)、長崎大学大学院・特任助教などを経て、2014年よりヤマハ発動機株式会社でモノとコトをヒトで繋ぐためのヒューマンサイエンス研究に従事。博士(心理学)。
デザインセミナー Series Ⅵ 「アートシンキング」
テーマ:文化を創造するためのアートの思考と実践
日程:
2020年11月20日(金)~12月18日(金)
毎週金曜日午後のリアルタイムセッション5回、およびオンデマンドのビデオ講義
場所:
オンライン(Zoom)
受講資格:
なし
定員:
30名程度 ※ 最少催行人数 12名(最少催行人数に達しない場合は中止となります)
参加費:
正会員A・E 100,000円
正会員B 130,000円
非会員 180,000円
キャンセル規定:
・お申込み後のキャンセルはご遠慮願います。
・参加者のご都合によりお申込み後にキャンセルされる場合は、以下のキャンセル料を申し受けます。
開催日の7日前から前々日:参加費の30%
開催日の前日から当日 :参加費の100%
申込〆切:
2020年11月5日(木) ※申込〆切を延長しました
2020年11月13日(金)
パンフレット:
アートシンキング~文化を創造するためのアートの思考と実践~ パンフレット(PDF)
主催:
京都大学デザインイノベーションコンソーシアム
後援:
京都大学デザイン学大学院連携プログラム
問合せ先:
京都大学デザインイノベーションコンソーシアム 事務局
公益財団法人京都高度技術研究所内 十河・金川
Tel: 075-323-7073 mail:info@designinnovation.jp