2024/08/28

消齢化社会の到来
~30年データで"社会と生活者の未来"を発想転換する~

「ビジネスデザインシリーズ vol.28」2024年11月7日(木)

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消齢化社会の到来
~30年データで"社会と生活者の未来"を発想転換する~

講演者: 石寺 修三 氏(株式会社博報堂 博報堂生活総合研究所 所長)

 今回のビジネスデザインフォーラムでは、博報堂生活総合研究所の所長である石寺さんをお迎えし、「社会と生活者の未来」についてご講演いただきます。生活者に特化した調査研究を続けている博報堂生活総合研究所からのお話ですので、様々な分野の方々にとって新たな発見や気づきが期待できることでしょう。ぜひ多くの方々にご参加いただきたいと思います。
 今回も現地会場のみで、講演会後には懇話会を予定しております。

【講演概要】
 私ども博報堂生活総合研究所は、博報堂グループのシンクタンクとして1981年に設立され、生活者に特化した調査研究を続けています。
 「大衆」から「分衆」、そして「個」の時代へと続く流れのなか、生活者の嗜好や価値観は多様化し、まとまりを捉えることが難しくなっています。ところが、私どもが30年間続けている長期時系列調査「生活定点」のデータを分析したところ、これまで大きかった年代による嗜好や価値観の違いが縮小しつつあることがわかりました。様々な"格差"が指摘される日本も、こと質的にみると実は"違い"が小さくなりつつあるようです。この現象を我々は「消齢化社会」と名付けました。
 本講演ではこの変化の背景を解明するとともに、ビジネスの前提ともいえるデモグラフィック属性が揺らぎはじめた社会と生活者の未来を考えます。課題先進国に待ち受ける変化を発想転換し、明日のビジネスのヒントにしていただければ幸いです。


日 時:2024年11月 7日(木)16:30~
    ※講演会終了後、現地会場にて18時頃から懇話会を開催予定
場 所:京都大学吉田キャンパス 百周年時計台記念館2階 国際交流ホール
    ※京都リサーチパークでの開催ではありません。
    ※現地会場のみで、オンラインはありません。
   
対 象:京都大学教職員・学生、京都大学デザインイノベーションコンソーシアム会員
定 員:30名程度 ※現地会場のみ
参加費:S会員、京都大学教職員・学生 無料
     A/B/E/特別会員  2,000円 ※参加費は当日会場でお支払いください。

申込締切:2024年10月31日(木)   
お申込み:参加には事前登録が前提となります。
     https://pro.form-mailer.jp/fms/6e0dfe26318975
     
・やむを得ずキャンセルされる場合は、申込締切日までに事務局までメールにてご連絡ください。

運  営:竹川 禎信(京都大学デザインイノベーションコンソーシアム シニアフェロー)
主  催:京都大学デザイン学大学院連携プログラム
     京都大学デザインイノベーションコンソーシアム
問合せ先:京都大学デザインイノベーションコンソーシアム 事務局
     公益財団法人京都高度技術研究所 内 担当:野木
     mail: info_at_designinnovation.jp (注:_at_を@に変更してください) 
     電話: 075-323-7073

◆◇◆チラシのダウンロードはこちらから◆◇◆

◎フォーラムの様子は写真・動画撮影を行い、京都大学デザインイノベーションコンソーシアムおよび京都大学デザインスクールの広報物やウェブ等に掲載させていただくことがありますのでご了承ください。問題がある場合は、恐れ入りますが事務局までご連絡ください。


講演者ご紹介: 石寺 修三 氏BD28_ishidera.jpg
株式会社博報堂
博報堂生活総合研究所 所長

プロフィール:
1989年に筑波大学人間学類を卒業し、博報堂入社。
マーケティングプラナーとして得意先企業の市場調査や商品開発、
コミュニケーションに関わる業務に従事。以後、ブランディング
や新領域を開拓する異職種混成部門や専門職の人事・人材開発部門
を経て、2015年より現職。著書に『生活者の平成30年史 ~データ
で読む価値観の変化~』(共著・日本経済新聞出版・2019年)など。
法政大学 非常勤講師



ビジネスデザインシリーズについて

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日本経済を支え、世界をもリードしてきた電子産業の凋落傾向は否定できず、これに代替する新産業の興隆、これの萌芽となるベンチャー企業の勃興も期待値からは、遠い状況にあります。このため、日本は経済・産業の視点からも大きな転換を余儀なくされ、まさに、産業・ビジネスをグローバルに設計(デザイン)し直す時を迎えています。

本シリーズでは、産業界の一線で活動している、または実績のある企業人を招き、ビジネス現場の実態、抱えているビジネス課題、その突破口、戦略、そのための人材論などアクチュアルな講演をいただきます。これをもとに、産・官・学の参加者が、質疑、試論を交わし、ビジネス価値、ビジネスモデルを創造する思考起点となることを期待しています。

国の経済活動の中枢を担う「産業・企業・グローバルビジネス」という切り口から、様々な分野・バリューチェーンにおける解決課題の認識と方向性、それを可能とするイノベ―ティブな人材要件などを語り合い、それぞれの立場の人々のモチベーションを高めるとともに、「これから」のビジネスイノベーションに繋がる一歩とすることを目指します。


◆竹川 禎信 / Yoshinobu Takegawa takegawa.jpg

1980年京都大学工学部卒業。松下電工(株)材料開発、理美容商品企画に従事し、その後配線器具事業部長、情報機器事業本部長。2012年よりパナソニック(株)エコソリューションズ社常務技術担当。2017年から株式会社ジョルテ社外取締役、2019年 より 京大デザインイノベーションコンソーシアム シニアフェローに就任。2022年からは一 般社 団法人ワークアズライフアソシエーション代表理事にも就任。