MESSAGE
1990年代から、日本において本格的な産学連携施策が実施されてきました。その間、国立大学法人の設立、知財の管理体制、兼業に関わる制度設計等、日本の制度改革は格段に進んできました。しかしながら、いまだ日本が目指すべきモデルが組成されるに至っていません。デザインイノベーションコンソーシアムでは、日本の新たな産学連携モデルとして、デザインスクールと産業界をつなぐ中間組織体を志向しています。日本の大学風土、企業文化、また個人の価値観により醸成された産学連携のあり方をどのようにデザインできるか、試行的に実践しながら理論化、論文化を目指したいと思っています。また日本では、多くの政策が実施されてきましたが、それらの政策の評価指標が明確に確立していないという課題も抱えています。デザインイノベーションコンソーシアムから、様々な政策提言(政策デザイン)が発信されるような活動が興ることを期待しています。
Profile
専門領域
都市政策論
産学連携論
国際地域経済
コンソーシアムでの関わり
副推進委員長(2016年度~2018年度)
推進委員(2014年度~2015年度、2019年度~)
シニアフェロー(2019年度~)
デザインフォーラム 「政策デザインシリーズ」
(2014年掲載)