「水と生きる『Suntory』、お客様に感動していただける商品造りを目指して
~世界最高峰のビールを追い求め続けるものづくり現場からの発信~」
講師: 横山 恵一(サントリービジネスエキスパート株式会社 執行役員 SCM本部 原料部長)
サントリーグループは「人と自然と響き合う」という企業理念のもと、よき企業市民として最高の品質を目指した商品やサービスをお届けし、世界の生活文化の発展に貢献するとともに総合酒類食品企業としてグローバルに更なる成長を目指しています。とりわけ、ビール事業への挑戦は1963年に武蔵野ビール工場でのビール造りからスタートしました。そしてビール醸造家の熱い想いから生まれた「ザ・プレミアム・モルツ」は、より一層の「深いコクと華やかな香り」を実現し、多くのお客様からの支持を得るに至っております。そのような中で、サントリーのビール工場(もの造り現場)では、お客様のご期待に応えるべく、安心・安全・美味を追求し一人一人が気持ちを込めてものづくりに取り組んで来られました。
今回の講演では、そのようなサントリーグループの企業哲学、ビジネス概要とともに、講師が武蔵野ビール工場長として6年半務められた中で、「理想のものづくり」の実現を目指し、どのようなことを考えながら工場経営(「ものづくり現場」づくりを含む)に取り組んできたか、サントリーのものづくりへのこだわりの実例を自ら語っていただきます。また、飲食品製造業における生産現場での事例を通して、現場では実際にどんなことが起こっているのか、何が課題になっているか、それらに対してどのように取り組んできたのか、更には、求められる人材像や素養などについても、現場の生の声を伝えていただきます。
これからの国・社会を考える上で避けて通れない「飲・食」といった生活の基本を成す分野に関わる企業の成り立ち、ビジネスの成り立ちの一端をご教示いただき、これを基に様々な立場の方々が語り合うことにより、参加者みんなのモチベーション向上、これからのデザインアクションのドライバーになることを期待しております。
日時: 2016年3月28日(月) 開始時間;17時30分(19時頃から懇話会・有料)
場所: 京都大学デザインイノベーション拠点(KRP9号館506)
対象: 京都大学教員・学生、デザインイノベーションコンソーシアム会員、一部招待者
定員: 40名程度
参加費: 無料(懇話会1000円)
申込締切り: 2016年3月22日(火)
申込み: ★ご好評につき、申込受付は終了いたしました。
主催: 京都大学デザイン学大学院連携プログラム / デザインイノベーションコンソーシアム
問合せ先: デザインイノベーションコンソーシアム 事務局
京都リサーチパーク(株) 山 口
mail: info_at_designinnovation.jp (注:_at_を@に変更してください) 電話:075-315-8522
チラシのダウンロードはこちらから
講演者ご紹介: 横山 恵一(よこやま けいいち) サントリービジネスエキスパート株式会社 執行役員 SCM本部 原料部長
プロフィール:
1981年京都大学大学院 工学研究科 化学工学専攻 修士課程修了。同年サントリー株式会社へ入社。大阪工場で1年間勤務の後、技術開発部、利根川ビール工場、京都ビール工場、中国上海三得利ビール工場にて、工場の増設・改造の設計~立ち上げ等のエンジニアリングや醸造プロセスの技術開発を担当。1996年 利根川ビール工場エンジニアリング技師長、 2001年 本社エンジニアリング部 課長、2003年 同部 部長を経て、2005年~2011年 武蔵野ビール工場長。この在任中、モンドセレクション3年連続最高金賞を受賞。2011年よりサントリービジネスエキスパート(株)執行役員原料部長。サントリー製品に関わる全ての原料の調達を統括。現在に至る。技術士(上下水道部門)。
<ビジネスデザインシリーズについて>
日本経済を支え、世界をもリードしてきた電子産業の凋落傾向は否定できず、これに代替する新産業の興隆、これの萌芽となるベンチャー企業の勃興も期待値からは、遠い状況にあります。このため、日本は経済・産業の視点からも大きな転換を余儀なくされ、まさに、産業・ビジネスをグローバルに設計(デザイン)し直す時を迎えています。
元シャープ常務・京都大学デザイン学ユニット特任教授の貫井孝氏プロデュースの本シリーズでは、産業界の一線で活動している、または実績のある企業人を招き、ビジネス現場の実態、抱えているビジネス課題、その突破口、戦略、そのための人材論などアクチュアルな講演をいただきます。これをもとに、産・官・学の参加者が、質疑、試論を交わし、ビジネス価値、ビジネスモデルを創造する思考起点となることを期待しています。
国の経済活動の中枢を担う「産業・企業・グローバルビジネス」という切り口から、様々な分野・バリューチェーンにおける解決課題の認識と方向性、それを可能とするイノベ―ティブな人材要件などを語り合い、それぞれの立場の人々のモチベーションを高めるとともに、「これから」のビジネスイノベーションに繋がる一歩とすることを目指します。
京都大学工学部卒業。シャープ(株)中央研究所を皮切りに、同社電化システム事業副本部長、生産技術開発推進本部長、取締役IC事業本部長等を歴任。平成22年より同社常務執行役員生産技術統轄。同社顧問を経て、平成25年12月より京都大学デザイン学ユニット特任教授。