「カーボンニュートラル」政策から垣間見える日本の実像に迫る!
~SDGsの潮流のなかで~
【 講師 】
深井 恒太朗 氏
野村総合研究所 サステナビリティ事業コンサルティング部 上級コンサルタント
中田 舞 氏
野村総合研究所 経営DXコンサルティング部 副主任コンサルタント
いま話題の政策テーマについて、その背景、世界の動向、日本が目指すべきところについてご講演いただき、参加者を交えた意見交換を行う政策デザインシリーズvol.5を開催いたします。今回は、カーボンニュートラルを題材に、SDGsの潮流のなかで世界がどのように変容し、また日本がどのように変わらねばならないのか、野村総合研究所 サステナビリティ事業コンサルティング部 深井様、経営DXコンサルティング部 中田様をお招きしてお話をお伺いします。後半では参加者の皆様も交えてディスカッションし、ご一緒に日本の将来について考えたいと思います。
本講演は、オンラインによる開催になります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【講演概要】
昨今、カーボンニュートラル、SDGs、サステナビリティは社会の前提条件になりつつあります。昨年、開催された国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)では、1.5度以内の抑制努力を追求することが合意され、日本国内の企業も脱炭素やサステナビリティを意図した長期ビジョン、長期目標、事業構造、投資計画などを公表する企業が増えつつあります。一方で、日本企業の動きは、"世界トレンドの後追い"が中心となっている点は否めません。企業が、こうした社会全体の変化を新しいビジネス機会と捉えるためには、世の中の潮流・デファクトを自ら作っていく新しい挑戦が重要となります。
本講演では、カーボンニュートラル/サステナビリティの動き、さらにその背後にある経営・経済・政策・テクノロジー・政治の動きについて説明を加えます。30年・50年の長期スパンで何が変化しているか、といった大きな潮流を議論させて頂くとともに、成功のルールが変わりつつある中、"世界に先駆けて"日本企業が仕掛けていくための新しい挑戦について講演・議論をさせて頂きます。
日 時:2022年 3月11日(金)16時00分~17時30分
場 所:オンライン開催(Zoom使用予定)
・Zoomを利用して行う予定です。お申込みされた方に、開催日までに接続URLをご案内いたします。
・受講予定の環境でZoomが使用可能なことをご確認の上、お申し込み下さい。
(Zoomの接続テストサイト:https://zoom.us/test )
<お願い>
本フォーラム全体としての一体感醸成のため、できるだけカメラを「オン」状態にして参加いただければ幸いです。
対 象:京都大学教員・学生、京都大学デザインイノベーションコンソーシアム会員、一部招待者
定 員:50名程度
参加費:無料
申込締切:2022年 3月 4日(金) 3月8日(火)※申込締切を延長しました
お申込み:参加には事前登録が前提となります。下記よりお申込みください。
★ご好評につき、申込受付は終了いたしました。
・お申込み後、キャンセルをされる場合は、開催日前日までに事務局までメールにてご連絡ください。
主 催:京都大学デザイン学大学院連携プログラム
京都大学デザインイノベーションコンソーシアム
問合せ先:京都大学デザインイノベーションコンソーシアム 事務局
公益財団法人京都高度技術研究所 内 担当:金川
mail: info_at_designinnovation.jp (注:_at_を@に変更してください) 電話:075-323-7073
◎フォーラムの様子は写真・動画撮影を行い、京都大学デザインイノベーションコンソーシアムおよび京都大学デザインスクールの広報物やウェブ等に掲載させていただくことがありますのでご了承ください。問題がある場合は、恐れ入りますが事務局までご連絡ください。
講演者ご紹介:深井 恒太朗(ふかい こうたろう) 氏
所属:野村総合研究所 サステナビリティ事業コンサルティング部
職名:上級コンサルタント
プロフィール:
<経歴>
2010年 3月 京都大学大学院農学研究科卒業
2010年 4月 株式会社 野村総合研究所入社
2011年 4月 コンサルティング事業本部
コーポレートファイナンスコンサルティング部 / 経営コンサルティング部 /金融コンサルティング部
2020年 9月 University College London MPA(公共政策修士)修了 (with Distinction)
2020年10月 金融コンサルティング部 上級コンサルタント
<専門>
・テーマ:サステナビリティCSV戦略策定、ESG投資・サステナ金融、投資戦略・M&A関連支援
・出版・寄稿・講演:「サステナビリティ経営とオペレーションの「深化」 」 知的資産創造 2017年12月号(共著)、「ESG投資がもたらす経営へのインパクト」NRI Management Review 2018年Vol.40(共著)
<支援プロジェクト例>
・サステナビリティ戦略策定支援(サステナビリティ戦略、パーパス、マテリアリティ特定)、カーボンニュートラル(脱炭素目標、TCFD対応、再エネ調達、CFP)、ESG投資対応関連対応(ESG格付、情報開示、統合報告書作成等)
講演者ご紹介: 中田 舞 (なかた まい)氏
所属:野村総合研究所 経営DXコンサルティング部
職名:副主任コンサルタント
プロフィール:
<経歴>
2017年 3月 京都大学大学院農学研究科卒業
2017年 4月 株式会社 野村総合研究所入社
2018年 4月 コーポレートイノベーションコンサルティング部
<専門>
・テーマ:サステナビリティCSV戦略策定、人制度設計、業務改革・実行支援
・出版・寄稿・講演:「長寿社会が迫る人事マネジメントのパラダイムシフト」
NRI Management Review 2017年12月号(共著)
<支援プロジェクト例> ※サステナビリティ関連
・サステナビリティ戦略策定支援(サステナビリティと中計の統合、サステナビリティ方針の従業員浸透)、
カーボンニュートラル(TCFD対応)、サプライチェーンにおけるESG対応の高度化対応の高度化
政策デザインシリーズについて
1990年代から、日本において本格的な産学連携施策が実施されてきました。その間、国立大学法人の設立、知財の管理体制、兼業に関わる制度設計等、日本の制度改革は格段に進んできました。しかしながら、いまだ日本が目指すべきモデルが組成されるに至っていません。京都大学デザインイノベーションコンソーシアムでは、日本の新たな産学連携モデルとして、デザインスクールと産業界をつなぐ中間組織体を志向しています。日本の大学風土、企業文化、また個人の価値観により醸成された産学連携のあり方をどのようにデザインできるか、試行的に実践しながら理論化、論文化を目指したいと思っています。また日本では、多くの政策が実施されてきましたが、それらの政策の評価指標が明確に確立していないという課題も抱えています。京都大学デザインイノベーションコンソーシアムから、様々な政策提言(政策デザイン)が発信されるような活動が興ることを期待しています。
◆木村 千恵子 / Chieko Kimura
大阪市立大学大学院博士課程修了、博士(創造都市)。京都大学デザイン学リーディング大学院特命教授。京都大学デザインイノベーションコンソーシアム幹事。奈良県立医科大学特命教授。