「日本人と改革」
講師:齋藤 健 氏 (衆議院議員 前農林水産大臣)
今まで、ビジネスデザインフォーラムでは、様々な産業の業態や課題、そして将来展望などに関し、企業幹部自ら語って頂きましたが、今回はガラッと趣を変え、齋藤 健氏(衆議院議員 前農林水産大臣)に登壇頂くこととなりました。
経済産業省時代、独自の視点からの研究をもとに記された自著「転落の歴史に何を見るか」(ちくま文庫)は、近代史の追究のみならず、そこには、'組織とは、人材とは、教育とは、改革とは、---'等々、今なお私たちが直視せざるを得ない課題が凝縮されています。
様々な分野で改革・イノベーションが叫ばれる今の時代に向けて、自らの多分野にわたる経験を踏まえながら、これらの課題に触れつつ、標記講演テーマのもと、大いに語って頂きます。
企業の方々、大学関係の方々、公的機関の方々、奮ってご参加ください。
(「第18回ビジネスデザインシリーズ」は、「政策デザインシリーズ」(特別編)との共同開催です。)
【講演概要】
日露戦争から第二次世界大戦に至るまでの歴史は、実は、右は国家改造思想から左は共産思想まで、日本人自身が改革に奮闘した時代であった。にもかかわらず、最悪の結果を迎えた。それはなぜか。その背景には明らかに日本人の持つある特質が存在している。それは何か。しかもそのことを追及していくと、遠因は古代史にまでさかのぼる。独学での歴史研究、海外との厳しい交渉、そして日本の政界の中で見てきているもの、そういったものから見えてくる改革の時代の日本人のあるべき姿について率直にお話ししたい。
日時:2019年3月18日(月) 開始時間:17時30分(19時15分頃から懇話会・有料)
場所:京都大学デザインイノベーション拠点(KRP9号館506)
対象:京都大学教員・学生、デザインイノベーションコンソーシアム会員、一部招待者
定員:50名程度
参加費:無料(懇話会2,000円)※お申込み後の懇話会のキャンセルは、開催日1週間前までに事務局へご連絡ください。
申込締切り:2019年3月11日(月) ※満席になり次第、募集を締め切ります。申込み:★ご好評につき、満席となりましたので、申込受付は終了いたしました。ご了承くださいますようお願いいたします。
主催:京都大学デザイン学大学院連携プログラム / デザインイノベーションコンソーシアム
問合せ先:デザインイノベーションコンソーシアム 事務局
京都リサーチパーク株式会社 松浦、長田、松本
mail: info_at_designinnovation.jp (注:_at_を@に変更してください) 電話:075-315-8522
◎フォーラムの様子は写真・動画撮影を行い、デザインイノベーションコンソーシアムおよび京都大学デザインスクールの広報物やウェブ等に掲載させていただくことがありますのでご了承ください。問題がある場合は、恐れ入りますが事務局までご連絡ください。
講演者ご紹介:
齋藤 健 (さいとう けん)衆議院議員 前農林水産大臣
プロフィール:
昭和
34年 小さな写真屋に生まれる。
大学時代はハンドボール部のキャプテンとして活躍。
58年 零細企業に育ったこともあり通産省入省、23年間務める。
この間、中小企業対策などの経済対策の立案や日米交渉などに携わる。
平成
11年 通商産業大臣秘書官。
15年 経済産業省電力基盤整備課長。
16年 埼玉県副知事に出向。
18年 衆議院千葉7区補欠選挙にて公募により221名の中から選ばれるも、955票差で惜敗。
21年 第45回総選挙において、南関東ブロックで初当選。
24年 第46回総選挙において、千葉7区から2度目の当選。環境大臣政務官に就任。
25年 自民党農林部会長に就任。
26年 3度目の当選を果たし、党副幹事長、農林部会長を兼務。
27年 農林水産副大臣に就任。翌年の内閣改造で再任。
29年 農林水産大臣に就任。4度目の当選を果たし、農林水産大臣に再任。
現在 (2018年12月時点) 衆議院 農林水産委員会理事
自民党 TPP・日EU・日米TAG等 経済協定対策本部事務総長ほか。
ビジネスデザインシリーズについて
日本経済を支え、世界をもリードしてきた電子産業の凋落傾向は否定できず、これに代替する新産業の興隆、これの萌芽となるベンチャー企業の勃興も期待値からは、遠い状況にあります。このため、日本は経済・産業の視点からも大きな転換を余儀なくされ、まさに、産業・ビジネスをグローバルに設計(デザイン)し直す時を迎えています。
元シャープ常務・京都大学デザイン学ユニット特任教授の貫井孝氏プロデュースの本シリーズでは、産業界の一線で活動している、または実績のある企業人を招き、ビジネス現場の実態、抱えているビジネス課題、その突破口、戦略、そのための人材論などアクチュアルな講演をいただきます。これをもとに、産・官・学の参加者が、質疑、試論を交わし、ビジネス価値、ビジネスモデルを創造する思考起点となることを期待しています。
国の経済活動の中枢を担う「産業・企業・グローバルビジネス」という切り口から、様々な分野・バリューチェーンにおける解決課題の認識と方向性、それを可能とするイノベ―ティブな人材要件などを語り合い、それぞれの立場の人々のモチベーションを高めるとともに、「これから」のビジネスイノベーションに繋がる一歩とすることを目指します。
◆貫井 孝 / Takashi Nukii
京都大学工学部卒業。シャープ(株)中央研究所を皮切りに、同社電化システム事業副本部長、生産技術開発推進本部長、取締役IC事業本部長等を歴任。平成22年より同社常務執行役員生産技術統轄。同社顧問を経て、平成25年12月より京都大学デザイン学リーディング大学院 特任教授。