2018/07/26

「農業機械製造から農業経営のソルーション提供へ向けて」

「ビジネスデザインシリーズ vol.16」2018年10月9日(火)17:30~

BDS16.png「農業機械製造から農業経営のソルーション提供へ向けて」

講師:苅田 広 氏 (ヤンマー株式会社 技術顧問(元、ヤンマーホールディングス株式会社 代表取締役))

今回は、「食料生産」や「エネルギー変換」などの分野でさまざまな社会課題解決に貢献され、また、これらを通じて培った先進テクノロジーで持続可能な資源循環型社会の実現に向けて社業を展開されている「ヤンマー㈱」様にご登壇頂きます。
とりわけ農業分野では、農業機械製造のみならず、農業経営ソル―ションの提供に至るまで、幅広いビジネス展開を目指して取り組まれている該社について、経営理念、事業領域/ビジネスモデル、これからの狙い、そのための技術開発等の施策、更には求められる人材像など、様々な観点から講師の思いを直接届けて頂きます。


【講演概要】
ヤンマーはディーゼルエンジン、農業機械、建設機械等の製造に従事し2012年に100周年を迎えました。これからのヤンマーは、農家の業務全般にわたるソルーションを提供することをめざしています。つまり、耕起、田植え、刈取りなどの農業機械を製造、販売するだけではなく、種苗の提供、土づくり支援、育成管理支援、収穫物の管理、加工、販路マッチングまで農業経営におけるバリューチェーン全体でソルーションを提供するための技術開発を行っています。具体的には、植物栽培そのものに関する研究、IoTを用いた栽培の高度化、減農薬への取り組み、農業残渣による資源循環の仕組み構築等様々な分野に取り組んでいます。それらの取り組みの紹介とともに、これからのヤンマーが期待する人材等についてもお話をさせていただきます。


日時:2018年10月9日(火) 開始時間:17時30分(19時頃から懇話会・有料)
場所:京都大学デザインイノベーション拠点(KRP9号館506)
対象:京都大学教員・学生、デザインイノベーションコンソーシアム会員、一部招待者
定員:40名程度
参加費:無料(懇話会1,000円)※お申込み後の懇話会のキャンセルは、開催日1週間前までに事務局へご連絡ください。
申込締切り:2018年10月2日(火) ※満席になり次第、募集を締め切ります。
申込み:★ご好評につき、申込受付は終了いたしました。
主催:京都大学デザイン学大学院連携プログラム / デザインイノベーションコンソーシアム
問合せ先:デザインイノベーションコンソーシアム 事務局
京都リサーチパーク株式会社 松浦
mail: info_at_designinnovation.jp (注:_at_を@に変更してください) 電話:075-315-8522

チラシのダウンロードはこちらから

◎フォーラムの様子は写真・動画撮影を行い、デザインイノベーションコンソーシアムおよび京都大学デザインスクールの広報物やウェブ等に掲載させていただくことがありますのでご了承ください。問題がある場合は、恐れ入りますが事務局までご連絡ください。


講演者ご紹介:
苅田 広(かんだ ひろし)  ヤンマー株式会社 技術顧問 (元、ヤンマーホールディングス株式会社 代表取締役) 
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プロフィール:
1976年3月 京都大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 卒業
1976年4月 ヤンマーディーゼル(株) 入社  技術開発本部 研究所 エンジン研究部
1984年9月 米国(シンシナティ大学)留学
1996年6月 同社 技術研究所 基礎研究部長
2000年6月 同社 技監 (兼) 中央研究所 企画部長
2002年6月 同社 取締役 技術統括本部 中央研究所長
2006年6月 ヤンマー(株)常務取締役 R&D戦略部長 (兼) 中央研究所長
2009年6月 同社 専務取締役 R&D戦略部長 (兼) 中央研究所長
2011年3月 同社 専務取締役 R&D戦略部長
2015年6月 ヤンマーホールディングス(株)代表取締役
2018年6月 ヤンマー (株) 技術顧問


ビジネスデザインシリーズについて

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日本経済を支え、世界をもリードしてきた電子産業の凋落傾向は否定できず、これに代替する新産業の興隆、これの萌芽となるベンチャー企業の勃興も期待値からは、遠い状況にあります。このため、日本は経済・産業の視点からも大きな転換を余儀なくされ、まさに、産業・ビジネスをグローバルに設計(デザイン)し直す時を迎えています。

元シャープ常務・京都大学デザイン学ユニット特任教授の貫井孝氏プロデュースの本シリーズでは、産業界の一線で活動している、または実績のある企業人を招き、ビジネス現場の実態、抱えているビジネス課題、その突破口、戦略、そのための人材論などアクチュアルな講演をいただきます。これをもとに、産・官・学の参加者が、質疑、試論を交わし、ビジネス価値、ビジネスモデルを創造する思考起点となることを期待しています。

国の経済活動の中枢を担う「産業・企業・グローバルビジネス」という切り口から、様々な分野・バリューチェーンにおける解決課題の認識と方向性、それを可能とするイノベ―ティブな人材要件などを語り合い、それぞれの立場の人々のモチベーションを高めるとともに、「これから」のビジネスイノベーションに繋がる一歩とすることを目指します。


◆貫井 孝 / Takashi Nukii 

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京都大学工学部卒業。シャープ(株)中央研究所を皮切りに、同社電化システム事業副本部長、生産技術開発推進本部長、取締役IC事業本部長等を歴任。平成22年より同社常務執行役員生産技術統轄。同社顧問を経て、平成25年12月より京都大学デザイン学リーディング大学院 特任教授。