2016/05/09

「2030年を展望する 〜求められる四次元企業への転身〜」

「ビジネスデザインシリーズ vol.9」2016年6月30日(木)17:30~

BDS9.png「2030年を展望する 〜求められる四次元企業への転身〜」

講師: 嶋本 正 ( 株式会社 野村総合研究所 取締役会長)

 21世紀に入り、すでに15年が経過しました。15年前は、スマートフォンなど存在せず、やっと携帯電話を持ちはじめたころでした。また、アップルやグーグルも名前は知られてはいたものの、世界のマーケットで君臨することになろうとは想像もつきませんでした。この15年間に、大きな変化がもたらされたことは言うまでもありません。
 そしてこれからの15年間に、デジタル化の進展などにより、更なる大きな変化が起こることも確実です。15年後の2030年には、何が起こり、我々は何をしているのでしょうか。NRI(野村総合研究所)では、創立50周年の記念事業として、2030年プロジェクトを立ち上げて、「2030年の日本」をテーマに、社会、金融、産業、ICT、経営などに起こる変化について議論を行なってきました。その結果、15年後の企業の向かうべき方向は、「四次元企業」ともいうべきICTを駆使した新たな強みを持つ企業像ではないかとの考えにいたりました。
 皆さんに、その検討内容を紹介し、2030年の社会、産業、ビジネス環境とその中における「四次元企業」像を一緒に展望できれば幸いです。

日時:  2016年6月30日(木) 開始時間;17時30分(19時頃から懇話会・有料)
場所:  京都大学デザインイノベーション拠点(KRP9号館506)
対象: 京都大学教員・学生、デザインイノベーションコンソーシアム会員、一部招
定員: 40名程度
参加費: 無料(懇話会1000円)
申込締切り: 2016年6月22日(水)
申込み: ★ご好評につき、申込受付は終了いたしました。
主催: 京都大学デザイン学大学院連携プログラム / デザインイノベーションコンソーシアム
問合せ先: デザインイノベーションコンソーシアム 事務局
京都リサーチパーク(株) 山 口
mail: info_at_designinnovation.jp (注:_at_を@に変更してください) 電話:075-315-8522

チラシのダウンロードはこちらから


講演者ご紹介: 嶋本 正 ( しまもと ただし) 株式会社 野村総合研究所 取締役会長嶋本様.jpg
プロフィール: 1954年 和歌山県生まれ
       1976年 京都大学工学部情報工学科卒業後、野村コンピュータシステムに 入社、技術部に配属
       1988年 同社と野村総合研究所の合併に伴い、NRI技術部に    
       1997年 産業システム部長、翌年システム技術部長
    
       2001年 取締役(翌年から執行役員)就任、情報技術本部長を6年間担当後、幅広く事業部門を担当
       2010年 代表取締役社長に就任 
       2016年 社長を退任、取締役会長に専任 


<ビジネスデザインシリーズについて>

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日本経済を支え、世界をもリードしてきた電子産業の凋落傾向は否定できず、これに代替する新産業の興隆、これの萌芽となるベンチャー企業の勃興も期待値からは、遠い状況にあります。このため、日本は経済・産業の視点からも大きな転換を余儀なくされ、まさに、産業・ビジネスをグローバルに設計(デザイン)し直す時を迎えています。

元シャープ常務・京都大学デザイン学ユニット特任教授の貫井孝氏プロデュースの本シリーズでは、産業界の一線で活動している、または実績のある企業人を招き、ビジネス現場の実態、抱えているビジネス課題、その突破口、戦略、そのための人材論などアクチュアルな講演をいただきます。これをもとに、産・官・学の参加者が、質疑、試論を交わし、ビジネス価値、ビジネスモデルを創造する思考起点となることを期待しています。

国の経済活動の中枢を担う「産業・企業・グローバルビジネス」という切り口から、様々な分野・バリューチェーンにおける解決課題の認識と方向性、それを可能とするイノベ―ティブな人材要件などを語り合い、それぞれの立場の人々のモチベーションを高めるとともに、「これから」のビジネスイノベーションに繋がる一歩とすることを目指します。


◆貫井 孝  Profile◆ 貫井さん.JPG

京都大学工学部卒業。シャープ(株)中央研究所を皮切りに、同社電化システム事業副本部長、生産技術開発推進本部長、取締役IC事業本部長等を歴任。平成22年より同社常務執行役員生産技術統轄。同社顧問を経て、平成25年12月より京都大学デザイン学ユニット特任教授。