Design Seminars

Design Lecture 2026 Season Ⅰ

デザインレクチャー 2026 Season Ⅰ
統合型複合科目:デザイン学

2026.4.10(金)~7.10(金)

参加者募集中

Design Lecture 2026 Season Ⅰ

統合型複合科目:デザイン学


※Season Iは京都大学の講義「統合型複合科目:デザイン学」として開催します。詳細はこちらをご覧ください。


概要:

国際社会は、温暖化、災害、エネルギー、食糧、人口など複合的な問題の解決を求めている。このような問題の解決には、異なる分野の専門家が協働して当たる必要がある。京都大学では、大学院生を対象とする「デザイン学大学院連携プログラム」および大学院教育支援機構の「デザイン学コース」において、異なる分野の専門家との協働によってこうした問題の解決策をデザインできる人材の育成を行っている。
本科目は、これらの大学院カリキュラムの導入編として、デザイン学共通科目を中心に、学部生にも理解しやすいよう概論科目として構成したものである。具体的には、情報学、機械工学、建築学など、各専門分野におけるデザイン理論やデザイン手法を講義で学びつつ、講義に関連するテーマについて演習を行うことで学びを深める。
なお、本科目の講義部分については、デザイン学大学院連携プログラムと活動を共にする「京都大学デザインイノベーションコンソーシアム」の会員企業の構成員もオンラインで受講し、議論に参加する。さまざまな知識や実務経験を持つ学外の人材とともに質の高い議論を行うことで、より深い学びを目指す。

講義内容:

※講義内容は現時点の予定であり、変更となることがあります。

・第1回 イントロダクション(十河)
本科目で学ぶ内容と全体構成について説明し、現実社会の問題においてデザインが果たす役割について理解を深める。

・第2回~第3回 エスノメソドロジーと人間行動のデザイン「自然な人間行動の調査とそれに基づくサービスデザイン」(平本)
サービスデザインの文脈において、考案したデザインが有効であるのは、自然な人間行動の中に埋め込まれた時である。「エスノメソドロジー」と呼ばれる社会学の方法は、実際の人同士のコミュニケーションを観察し、人がその場で自然に行動する条件を明らかにする。本講義ではエスノメソドロジーの考え方と小売店での具体的な接客場面の分析例を紹介しつつ、分析によって明らかにした自然な人間行動に基づいたサービスデザインについて議論する。

・第4回、第7回 デザインの新展開 ― 価値を転換するイノベーション(山内)
社会において価値を生み出すには、潜在ニーズを満たすだけでも、問題を解決するだけでも、美しいものを作るだけでも不十分であり、人々の自己表現と結びついた新しい時代を表現することが求められている。本講義では、まず、サービスデザインの文脈で、具体的なサービスの分析を通して、「闘争」としてのサービスの理論を学び、人間-脱-中心設計の方法論を理解する。さらに、この方法論を発展させ、社会の変化を読み解き、人々の自己表現を可能にする、新しい文化をデザインする方法論を学ぶ。

・第5回~第6回 創造のための思考法(小森)【非公開】
アーティファクト(人工物)を創造する際や問題の解決に取り組む際の思考法として、PDCA (Plan, Do, Check, Action)のサイクルを繰り返して小さな改善をしていくカイゼン思考や、事実に基づいて論理的に筋道を立てて考えるロジカルシンキングなどがある。これらの思考法について概説する。また、人類や社会の未来を予測することが難しいVUCAの時代に対応する思考について論じる。さらに、自らの直感や妄想を重視し、それを起点として創造するアート思考と呼ばれる思考法について解説し、それを実践するためのトレーニングを紹介する。

・第8回~第9回 まちづくり(matidukuri)「空間基準を超えて-社会包摂性に依拠する『まちづくり』が示す公認化(Officialize)の都市計画」(神吉)
関西で始まった「まちづくり」は、世界各国で知られる概念となり、コミュニティが自立と社会包摂性を獲得し、個人の自己決定を相互に尊重する社会関係のもとで居住環境を進化させていくプロセスと理解されている。その成果は空間的基準で統御する法定計画管理に留まらず、居住地環境・地域社会の将来性を評価しそのあり方を公認するアプローチの拡大に繋がっている。本講義では、一般規準によらない新たな「公認」の都市・農村計画を論じる。

・第10回、第13回 情報のデザイン「情報を効果的に伝えるための方法論」(中村、伊藤)
どんなに価値ある情報も、それが人に正しく伝わらなければ意味がない。本講義では、情報デザインを「伝えたい情報を対象者に的確、効果的に伝えるための規範・方法論」と捉え、情報デザインに関わる諸概念について事例を交えながら紹介する。後半では、情報技術による未来社会のシステムのデザインについて議論する。

・第11回~第12回 表現と認知「デザインに関わる人の認知と特性」(中小路)
社会的な文脈において人の関与しない人工物は存在しない。人工物は、人を含む系として人の営為によって構成される。本講義では、人の営為としての知的創造作業や知識共創の側面に焦点をあて、その原理とモデル、および関連する認知科学・社会科学の基礎を解説する。

・第14回 総括(十河)【非公開】
これまでの講義と演習をグループで総括し、発表を行う。


講義担当者:

京都大学 国際高等教育院 教授 十河 卓司
京都府立大学 農学食科学部 准教授 平本 毅
京都大学 経営管理大学院 教授 山内 裕
京都大学 工学研究科 機械理工学専攻 教授 小森 雅晴
京都大学 工学研究科 建築学専攻 教授 神吉 紀世子
京都大学 学術情報メディアセンター 教授 中村 裕一
京都大学 情報学研究科 教授 伊藤 孝行
公立はこだて未来大学 情報アーキテクチャ学科 教授 中小路 久美代
(敬称略)

開催要項


デザインレクチャー 2026 Season Ⅰ
統合型複合科目:デザイン学


日程:
・第1回 イントロダクション(十河)(4/10)
・第2回~第3回 エスノメソドロジーと人間行動のデザイン(平本)(4/17、24)
・第4回、第7回 デザインの新展開(山内)(5/8、29)
・(第5回~第6回 創造のための思考法(小森)(5/15、22))【非公開】
・第8回~第9回 まちづくり(matidukuri)(神吉)(6/5、12)
・第10回、第13回 情報のデザイン「情報を効果的に伝えるための方法論」(中村、伊藤)(6/19、7/10)
・第11回~第12回 表現と認知「デザインに関わる人の認知と特性」(中小路)(6/26、7/3)
・(第14回 総括(十河)(7/17))【非公開】
※5/1は休講です。
※【非公開】の回は、ご参加いただけません。

時間:
15:00~16:30(金曜日 4限)

会場:
オンライン(Zoom)での開催
・Zoomを利用して行います。
・受講予定の環境でZoomが使用可能なことをご確認の上、お申し込み下さい。
 (Zoomの接続テストサイト:https://zoom.us/test )
・接続URLは、参加登録時にZoomから自動送信される登録確認メールに記載されています。
 URLはお一人ずつ異なりますので、メールを紛失しないようご注意下さい。

対象:
京都大学教職員・京都大学学生、京都大学デザインイノベーションコンソーシアム会員限定

定員:
90名程度

参加費:
無料

申込:下記URLよりお申込みください。(事前申し込み要)
https://us02web.zoom.us/meeting/register/V5TCkzEUQ6i1gx39Gob8NA
※一度のお申し込みでいずれの回にも参加可能です。一部の回のみの参加も可能です。
※単位を必要とする学部生は履修登録のうえ、講義室で受講してください。

申込受付期間:
各回 開催前日まで

・参加登録の直後にZoomから登録確認メールが自動送信されます。
 当日の参加方法などは登録確認メールの内容をご覧ください。
・登録確認メールが届いていない方は、メールアドレスの記入誤りなどが考えられます。事務局までご連絡下さい。
・開催直前のお問い合わせには対応いたしかねます。
・やむを得ずキャンセルされる場合は、開催前日までに事務局へメールにてご連絡ください。

主催:
京都大学デザインイノベーションコンソーシアム

後援:
京都大学デザイン学大学院連携プログラム

問合せ先:
京都大学デザインイノベーションコンソーシアム事務局
公益財団法人京都高度技術研究所 内 担当:野木
tel: 075-323-7073
mail: info_at_designinnovation.jp(注:_at_を@に変更してください)


◎セミナーの様子は写真・動画撮影を行い、京都大学デザインイノベーションコンソーシアムおよび京都大学デザインスクールの広報物やウェブ等に掲載させていただくことがありますのでご了承ください。問題がある場合は、恐れ入りますが事務局までご連絡ください。



もどる