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2019/02/22

デザインセミナー SeriesⅤ 「Productive Aging Society」 

2019年4月17日(水)~4月19日(金)

デザインセミナーは、デザイン対象領域の理論を説く講義とデザイン理論を実践するワークショップを組み合わせたセミナーです。第1回目の「サービスデザイン」、第2回目の「ヘルスケアデザイン」、第3回目の「アーバンデザイン」、第4回目の「ビッグデータビジネスデザイン」に続き、実施します。

社会における複合的な問題を多角的に捉え、解決する能力の養成を目指す3日間集中のカリキュラムをご用意しています。

プログラムの趣旨

超高齢化社会を世界に先駆けて迎える我が国では、潜在労働力の活用、労働年齢延伸を可能にし、労働力不足対策と消費層拡充を実現することで我が国の経済的な発展が期待できる、労働の新たな仕組み作りが必要になります。

そのためには、身体機能・認知機能の衰えにあらがうだけではなく、高齢者ならではのProductive Aging Society(Bulter, 1975; 1985)「生産的な老いの社会」のデザインが求められます。すなわち、労働力不足を補うための自動化機械による省力化や効率化による解決策だけではなく、高齢者の潜在労働能力を引き出し、働くことによってさらなる健康を手に入れ、経験によって培われた能力を活用でき、見守りセンシングとデータ集積から高齢者が安心して働けるための職場を再設計することが求められます。

本セミナーでは、人にとって「やさしすぎる」社会ではなく、人の側の主体的なコミットメントを安全・安心に引き出すことで、「人間力の持続性」を保証していける社会の実現を目指し、医学・工学(機械工学,制御工学)、データ科学・心理学、社会学の学際的知見を総合して、Productive Aging Society「生産的な老いの社会」の実現に向けた課題解決を図ります。

講師(予定)

椹木 哲夫(京都大学工学研究科 機械理工学専攻 教授)

岡本 摩耶(一般社団法人 日本薬理評価機構健康医科学センター長)

福間 真悟(京都大学医学研究科 人間健康科学専攻特定准教授)

高橋 雄介(京都大学教育学研究科 白眉センター准教授,英国UCL客員研究員)

中島 済(株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部 コンサルティング事業開発部未来創発センター戦略企画室)

西山 高史(パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 綜合技術センター ヒューマンライフ技術部)

開催概要

日程:2019年4月17日(水)~4月19日(金)
会場:京都リサーチパーク西地区4号館地下1階 バンケットホール(京都市下京区中堂寺南町134)
受講資格:なし
定員:30名程度
参加費(消費税込):
<正会員 A・E 150,000円>
<正会員 B 200,000円>
<その他・一般 300,000円>
※宿泊費は含まれておりません



お申込みは、こちらから


主催:
デザインイノベーションコンソーシアム

後援:京都大学デザイン学大学院連携プログラム (予定)

お問合せ先
デザインイノベーションコンソーシアム 事務局
京都リサーチパーク株式会社
mail: info_at_designinnovation.jp (注:_at_を@に変更してください) 電話:075-315-8522