Design Seminars

Design seminars Series II

デザインセミナー Series II ヘルスケアデザイン

2015.2.4(水)~6(金)

終了しました



デザインセミナーは、デザイン対象領域の理論を説く講義とデザイン理論を実践するワークショップを組み合わせたセミナーです。第1回目の「サービスデザイン」に続き、第2回目は「ヘルスケアデザイン」を実施します。社会における複合的な問題を多角的に捉え、解決する能力の養成を目指す3日間集中のカリキュラムをご用意しています。



テーマ
医療現場が抱える課題と2025年に向かう医療政策、ICT制度

 


対象


本セミナーでは、日本の医療政策や海外の事例を学んでいただくと同時に、医療現場の抱える話題を提供し議論いたします。3日間のディスカッションを通じて、日本の医療が抱える課題や問題点が浮かび上がり、将来のビジネスへの発見が期待できます。ヘルスケアビジネスに従事している方だけでなく、医療分野に参入を検討されている方を対象としています。


目指すこと


団塊の世代の全員が75歳以上を迎え後期高齢者となる2025年。本セミナーでは、3日間の講義とワークショップを経て医療政策と医療現場の “いま”と“2025年”について深く理解し、医療現場が危惧している2025年の社会課題に対して、産官学を様々な立場で束ね、解決策を創出できるような人材育成を目的としています。

学ぶこと



カリキュラムポイント


「医療政策」を見据える

最先端の医療政策について、独立行政法人国立国際医療研究センター国際医療協力局長・宇都宮 啓氏にご講演いただきます。宇都宮氏は元厚生労働省保険局医療課長で、医療介護の一体化に長年尽力された方です。

「医療ICT」を知る

エストニアで医療ICT普及を主導されたタリン工科大学准教授のDr. Peeter Rossのご講演により、eHealth先進国・エストニアの政策や現状について理解を深めていただきます。

(英語・通訳付)



「医療現場」を考える

医療現場が抱える課題について、現場の生の声を実感していただきます。

京都大学医学部附属病院・京都大学による
コーディネーション

プログラム全体については、医療情報企画部長の黒田知宏教授をはじめ京都大学医学部附属病院の先生方、またコーディネーション・ファシリテーションは京都大学デザインスクールの先生方を中心に実施いたします。

カリキュラム


DAY 1

2.4 Wed

9:30~12:00

アイスブレイク

医療の基礎知識
・黒田 知宏
(京都大学医学部附属病院医療情報企画部長・教授)

2025年に向けた医療政策
・宇都宮 啓
(独立行政法人国際医療研究センター国際医療協力局長)

12:00~13:00
ランチ
13:00~17:30

エストニア先端医療ICT
・Peeter Ross
(タリン工科大学准教授)

医療政策レポート作成
Day1のレクチャーを元に、未来の医療政策見通し・重要ポイントの項目をチームで議論し、所属組織へのレポートとして取りまとめる

18:00~

懇親会

DAY 2

2.5 Thu

9:30~12:00

医療現場課題①
・島谷 克義
(公益財団法人ファイザーヘルスリサーチ振興財団 理事長)

12:00~13:00
ランチ
13:00~17:30

医療現場課題②
・藤居 敏
(長浜市健康福祉部健康推進課 課長)

医療現場課題③
・引野 雅司
(社会福祉法人丹後福祉会庶務部長)
・末次 友美
(社会福祉法人丹後福祉会主任介護支援専門員)

医療現場課題レポートの作成
Day2のレクチャーを元に、今そこにある現場の課題、将来顕在化しうる課題について、チームで議論し、所属組織へのレポートとして取りまとめる

DAY 3

2.6 Fri

9:30~12:00

問いを深める
これから企業が取り組むべき問い・課題を記述する

12:00~13:00
ランチ
13:00~17:30

ビジネスモデル・デザインワーク
課題解決のために乗り越えるべき前提や思い込みを探索する

振り返り&シェア
議論を全体で共有し、組織への持ち帰り方を考える


現場課題について


予防・介護等の観点から現場が抱える問題点や課題について、第一線から話題提供いただき、講師陣と共に議論を深めます。

講師


宇都宮 啓
独立行政法人国立国際医療研究センター 
国際医療協力局長

慶應義塾大学医学部卒。86年に旧厚生省に入省。医政局医事課医師臨床研修推進室長、同局研究開発振興課医療機器・情報室長、大臣官房総務課企画官、老健局老人保健課長、保険局医療課長などを歴任。 平成26度の診療報酬改定に関わった。

Peeter Ross
タリン工科大学准教授
エストニアeHealth財団元監査役員

バルト三国の一つエストニアは、スカイプを生みだし、X-Roadと呼ばれる市民データ集中管理基盤を用いた電子政府化を実現しているIT大国として知られる。Ross氏は、X-Road上に展開された、世界最先端の国家的eHealthシステム構築の中心人物の一人。

黒田 知宏
京都大学医学部附属病院
医療情報企画部長・教授

京都大学工学部情報工学科卒。奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。13年8月より現職。 仮想・強調現実感, 福祉情報学, 医療情報学, ウェアラブル・コンピューティング等の研究に従事。日本VR学会論文賞, システム制御情報学会賞奨励賞, HI学会学術奨励賞, 日本ME学会阿部賞等受賞. IEEE, 電子情報通信学会, HI学会,システム制御情報学会, 日本VR学会, 日本VR医学会, 生体医工学会学会, 医療情報学会, 日本手話学会等の会員。博士(工学)

 

田村 寛
京都大学医学部附属病院
医療情報企画部 准教授

京都大学医学部卒。京都大学大学院医学研究科大学院眼科学(博士(医学)修了)05年アスカコーポレンション取締役(7月末まで)05年京都大学医学部附属病院黄斑疾患治療センター(眼科) 助教。08年京都大学医学部附属病院 診療報酬センター 助教。11年バイエル薬品(株)医学的アドバイザー。10年アナハイム大学オンラインMBA修了。13年 ハーバード大学公衆衛生大学院サマーオンリー疫学修士修了。13年より現職。

 

加藤 源太
京都大学医学部附属病院
診療報酬センター 准教授

京都大学医学部卒。大阪赤十字病院で救急医療に従事。その後、京都大学大学院文学研究科(社会学専攻)にて、医学・医療という知をめぐる専門性・総合性について研究を行う。09年より京都大学医学部附属病院救急部・医員、11年より厚生労働省保険局総務課・課長補佐として勤務後、14年より現職。博士(文学)
専門分野:救急医療・医療社会学・医療政策

 

後藤 励
京都大学白眉センター 特定准教授

京都大学医学部卒。神戸市立中央市民病院での内科臨床研修後、京都大学大学院経済学研究科で医療経済学の研究を行う。05年博士課程修了後、甲南大学経済学部講師・准教授を経て、12年より現職。
専門分野:医療経済学・医療政策

 


開催要項


デザインセミナー Series II ヘルスケアデザイン

日程:
平成27年2月4日(水)~6日(金)


会場:
京都リサーチパーク(京都市下京区中堂寺南町134)
http://www.krp.co.jp/access/

定員:
30名程度

参加費:
デザインイノベーションコンソーシアム
 正会員A 165,000円(消費税込) 正会員B 300,000円(消費税込)
一般 300,000円(消費税込)

募集期間:
平成26年11月17日(月)〜平成27年1月20日(火)  


パンフレット:
ヘルスケアデザイン パンフレット(PDF)

主催:
デザインイノベーションコンソーシアム

後援:
京都大学デザイン学大学院連携プログラム
第29回日本医学会総会 2015 関西

問合せ先:
デザインイノベーションコンソーシアム 事務局
京都リサーチパーク株式会社 担当:山口
Tel: 075-315-8522  mail:info@designinnovation.jp


終了しました

後援


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